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卒業生の声

昭和61年卒業 金本 知憲 選手

広島市立大州中学校出身

 

私は、広陵高校を卒業し、現在阪神タイガースに所属しています。母校、広陵高校の学園案内に寄稿を求められるのはこれが2度目です。初めて原稿を提出させていただいた年は、プロ野球選手として17年目を迎えた年であり、その前年の4月に連続フルイニング出場の世界記録を樹立することができた思い出深い年でもありました。

 私の高校時代を振り返ると、勉強に、クラブ活動に、寮生活にと日々目まぐるしく過ぎていき「大変だけど楽しかった」というのが率直な感想です。そして、その大変だった高校生活は、今や懐かしく心温まる思い出となっています。家族、友人、学校の先生など多くの方々に教えられ、支えられたことに対して素直に感謝の気持ちを持つことの大切さを学んだからだと思います。応援してくれる人がいるからこそ、その信頼に応えたいという気持ちが、人をさらに成長させるものであると、実感しています。

  私にも、野球選手として、怪我に苦しんだ時期があります。しかし、試合に欠場するということは、私に寄せられた信頼や与えられたチャンスを自ら放棄するということだと考えています。だからこそ、ベストな状態で試合を迎えられるよう、日々の鍛錬が重要なのです。高校に進学される皆さんには、様々なチャンスがあります。そのチャンスを掴みとり、頑固に、素直に、諦めることなく日々を一生懸命に過ごすことで、校訓である「質実剛健」が目指す、強くたくましい精神力が得られることと思います。その成長が、その人の人生を一層輝かしいものにしてくれると、私は信じています。そして、私が得たように、人として一生を賭けられる何かを、広陵高校での高校生活で見つけて欲しいと願っています。

[写真提供:阪神タイガース]


平成13年卒業 TEEさん

広島市立祇園東中学校出身

 

 自分には高校時代があった。毎日同じ時間に起き、苦手な勉強をして、厳しい部活に明け暮れた日々。日々の練習に疲れ果て、「やめよう」そんな事を考えることなんてしょっちゅうだった。そんな自分に「目標を持って本気で生きてみろよ!」とある先生がおっしゃった。その言葉に自分自身が無性に悔しくて、それからは何事にも本気になってみた。本気で笑って、本気で泣いて、本気で勉強して、本気で部活に打ち込んだ。本気で物事に取り組むと、毎日仲間たちと過ごすことが楽しくてしょうがない自分に気づいた。「早く卒業したい。」そんな事を言っていたのに、卒業式で涙したのはきっと全てとの別れが寂しく、惜しまれてならなかったからだと思う。

 あれから、すでに卒業して10年。自分は今アーティストとしての人生を生きているが、あの頃と変わらず常に本気で生きている。挫けそうになったり辛くなったりすることもあるけど、そんな時は迷わずあの頃の仲間に連絡をする。そして 久しぶりに会うと懐かしい思い出話に花を咲かせたりする。卒業してこれまで色んな人と出会ってきたけど、やっぱりあの3年間を過ごした仲間は特別で、人生の大事な宝物だと思うし、これからもずっと付き合っていきたい。
そして、広陵出身と言うだけで沢山の先輩に可愛がられたように、自分にも出来た沢山の広陵ファミリーを大切にし、絆をつくっていきたいと思っている。「広陵高校」それは自分の人生の根っこの部分を作ってきた大切で誇らしい場所だ。あの時はありがとうございました。いつか恩返しがしたい。そんな気持ちで今日もとにかく本気で生きてます。
だから君たちも 本気でいこうぜ!
そして楽しもう☆  人生楽笑

[写真提供:(株)RAMPAGE]


平成17年卒業 新本 亜也さん

広島市立日浦中学校出身

 

 私は、広陵高校入学と同時にボクシングを始めました。興味本位で始めた当初は、自分の人生がボクシングで大きく変わるとは夢にも思っていませんでした。

 進学クラスに入学しましたが、私は勉強が苦手でした。そんな私でも先生方は熱心に教えてくださり、その熱意に応えて自分も頑張ろうと思い、自分なりに苦手な勉強も部活とともに一生懸命行いました。

 現在9年目を迎えるボクシングでは2度の日本一を経験し、去年のアジア大会では、日本人初となる銅メダルを獲得しました。結果だけを見ると順風満帆に見えるかもしれませんが、決して平坦な道だったとは言えません。

 日本一が決まる試合では、デビュー戦から4年連続準優勝で、なかなか日本一になることができませんでした。それでもどうしても日本一になりたい一心で毎日必死になって練習をし、地味な練習にも勝つためにと言い聞かせて取り組んでいくようになりました。

 その結果、2008年の全日本女子アマチュアボクシング選手権大会では以前の相手にリベンジを果たし初優勝、2010年の同大会で二冠を達成、そしてアジア大会での銅メダル獲得に至ります。日本チャンピオン、アジア大会銅メダルは今の私の最高の喜びであり、いつも応援してくださる全ての方々にお伝えしたかったことです。

  ボクシングでこのような結果を残せたのは、自分の苦手なことにもあきらめず挑戦し、茨の道を歩んできたからこそだと思います。そして、その姿勢の基礎となったのは、苦手な勉強に一生懸命取り組んだ高校での体験であると確信しています。私にとって広陵高校は自分自身を成長させ、生き方の指針を作りあげ、いまの私の実力のすべてにつながる原点となった場所です。


平成7年卒業 平尾 順平さん

広島市立亀山中学校出身

 

 小学生の頃、テレビで見たソウルオリンピックで「器械体操」という競技に感動し、自分も器械体操をしたいと思ったものの、地元の小・中学校には体操部がなかったことから、入学以前から広陵体操部の練習に参加させてもらっていました。

 実際に広陵高校に入学してからの日々は、勉強とともにクラブ活動にも没頭した毎日でした。朝は6時過ぎに家を出て自転車で安佐北区の自宅から安佐南区の学校まで通い、クラブ活動が終わって帰宅すると夕飯時を過ぎることもしばしば。その後、夜遅くまで宿題と予習に明け暮れる生活。広陵魂と当時の男子校的ド根性で3年間皆勤でした。担任の先生を初め、当時お世話になった先生方には今でも感謝しています。

 本当は体育学部に進学したかったのですが、興味のあった英語を活かして、新設の広島市立大学国際学部に進学しました。卒業後は国際協力をする組織に就職し、海外の国々をまわるなかで、改めて「ヒロシマの知名度」に気がつきました。どんなに小さな町や村を訪れても、「ヒロシマ」を知らない人はほとんどいなかったと言ってよいと思います。一方、自分自身がどれだけ広島のことを知っているか、どれだけ「いま」の広島を彼らに伝えられるかということについては正直難しく、一度きりの人生、できるなら自分は広島を盛り上げ、発信していくことを仕事にしたいと考え、2010年5月に独立し、「ひろしまジン大学」というNPO法人を立ちあげました。

 このエネルギーは、広陵高校時代に勉強と部活とをがむしゃらに取り組んだ試練のような毎日から培ったように思います。みなさんも「やりたい!」と思うこと、「好きなこと」を諦めず、一途に取り組んでください。きっといつか道が開けると思います。


平成16年卒業 佐久間 裕介さん

広島市立五日市観音中学校出身

 

 私は京都大学 情報学研究科 修士課程を卒業し、2011年4月に楽天株式会社に入社致しました。学生の頃は情報学(Information Technology, IT)を用い、生物のシステム解明に関与する研究を行っていました。そのため、就職先はIT技術を活かせることとグローバルに活躍できる会社に焦点を絞り就職活動をしておりました。幸いに、楽天株式会社に就職でき、現在は少しでも早く一人前のエンジニアになれるよう努力を重ねる毎日を過ごしております。

 私が広陵高校を卒業したのは桜が咲き始めた2004年の春でした。当時、私はまだ進路が決まっておらず、予備校生としての道を決意しました。卒業後、模試で成績が伸び悩んだ時でさえ、広陵高校の先生方はいつも親身に私の話を聞いて支えてくださいました。特に、担任の先生には大変お世話になりました。また、「心も体も動きやすい時に動かさなければ、動きにくくなってからでは何倍ものエネルギーがいる。今動く、結果はいずれ見えてくる。」という言葉をかけてくださった先生もいらっしゃいます。この言葉を励みに、私は鋭意に勉学を進めることができました。

 広陵高校には優秀かつ、人間的に素晴らしい先生方が多くおられます。受験生の皆さんが勉強、もしくは部活に対して気が充溢であるならば広陵高校での3年間は素晴らしいものになるでしょう。皆さんの青春時代を広陵高校で過ごしてみては如何でしょうか。


平成22年卒業 濱本 ひかるさん

広島市立宇品中学校出身

 

 希望に満ちて広陵高校のT類に入学したものの、担任の先生との最初の面接では卒業後の進路に関する希望は全く見出せていませんでした。担任の先生や教科担当の先生方からは、「覚悟を決めてやるのならハードルの高いところを目指してみたらどうか」という勧めもあり、漠然と首都圏の国公立大学を志望していました。家庭での勉強の時間帯を見直し、朝型に変え、特に英語を中心に学習に取り組みました。教科担当の先生には徹底的に添削をしていただき、模試では良い結果が出て自信になりました。英語で得た自信が他教科にも良い影響を与えたと思います。

 高校3年間はあっという間でしたが、精神的に苦しい時期には長くも感じ、自分自身を信じきれずに弱気になることもありました。しかしながら家族や先生方は私を信頼して全力で支えてくださいました。大学入試センター試験では極度のプレッシャーがありましたが、大きな失敗はしませんでした。

 国立2次試験までの1カ月は、3年間の受験勉強の中で精神的に最も苦しいものでした。受験地の東京のホテルでは慣れない生活で体調を崩してしまったこともありましたが、自分に誓った「絶対に最後まであきらめない」という気持ちを思い出しながら勉強を続けました。合格発表当日、自分の番号を見つけたときには本当に嬉しかったのですが、同時に家族や先生たちの期待に応えることができ本当に安心しました。

 広陵の先生方には3年間支えていただきとても感謝しています。私を信頼して支えていただいた広陵高校の先生方がいらっしゃったこと、また、「最後まであきらめない」という気持ちを持ち続けたことで、「志望校突破」という夢を叶えることができたと思います。

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