広陵高校について
ご挨拶
理事長ご挨拶

理事長 飯盛 豊
地域から必要とされ
応援される学校づくり
本校は、1896 (明治29) 年に設立され、「質実剛健」を校訓に130 年近くの歴史を持つ学校です。その間多くの方々のたゆまぬ努力により運営され、多くの広陵生が巣立ちました。私もその一人です。
本校の特徴は、多くの個性も価値観も様々な生徒が、互いの違いを認め合いながら可能性を広げていく、寛容さを持つ学校であると考えています。
一方では生徒にはルールを守ることの重要性を日常的に、厳しく指導しています。人として当たり前のことができるようにして社会に送り出すことが、本校の重要な役割であると考えているからです。
近年は歯止めのかからない少子化、厳しい経済状況など、将来への課題ばかりが目立ちます。さらに、社会の変化のスピードがますます加速されていることが、それらの課題をより解決困難なものにしているのではないかと感じています。
そんな時代だからこそ、中等教育には大きな期待と責任がかかるのだと理解しています。今まで以上に生徒ニーズの把握に努め、生徒に「広陵に来てよかった。」と思ってもらえるような学校づくり、地域から必要とされ、応援される学校づくりを教職員全員が意識し、全力で取り組んで参ります。
校長ご挨拶
「成功」と「失敗」を繰り返して自分を知り、
自分自身を裏切らない。見捨てない。
そんな心の学びを。
人生において高校生活を送る時期は、体も、そして心も大きく成長する、とても大切なときです。そこで重要になるのは、「失敗」と「成功」をたくさん経験すること。生徒一人ひとりが痛みを経験したり自信を得ながら、つまづきそうな時は教員がしっかり関わって保護者の方と共に全力でバックアップする。その過程で苦しさの中に「もう一回頑張ろう」という気持ちやたくましさを得る。私たちはそんな関わりや成長を何より大切に考えています。
広陵高校は、様々な個性が集まり、社会と同じような環境であることを目指しています。そこで生徒それぞれが得意と苦手を補い合う体験をする。苦楽を知ることで同じような境遇にある他者に気づき、声をかけられる。そんな土壌のもとに3年間を過ごしてもらいたいと思います。
私の教育に対する考えの根底にあるのは「人と自分を絶対に比べないこと」。まず高校生の皆さんに必要なのは、「自分自身を知り、自分の良さをさがすこと」です。
私は大学生の頃、平凡な自分自身を見つめ直すために、インドネシア、そしてアメリカに旅に出ました。
旅先ではたくさんの人々に助けてもらい、人の温かさに触れる度に受けた恩をどうにかして返したいという思いが溢れました。何者でもない自分が言葉の通じない国で唯一恩返しできたことは、たまたま持ってきていた「コマ」を回して喜んでもらうことでした。
そんな自分探しの旅の途中には苦しく辛い出来事が何度もありましたが、「自分自身を見捨ててはいけない」と踏ん張った先に、奇跡のような素晴らしい縁が広がっていきました。この経験は私の人生において非常に大きな糧となっています。
誰よりもよく知る自分を、裏切らない、見捨てないこと。心を持って他者と関わり、補い合うこと。ぜひ広陵高校で、勉学やスポーツ、学校生活を通して心の学びに触れてみてください。
校名・校章・校歌
校名の由来

校名の「広陵」は漢代に長江北岸に位置した呉王の王都(みやこ)「広陵」に由来を持っています。その風光明媚な王都の文化に強い憧憬を持つ江戸時代の漢詩人たちが立地条件の類似性から、水の都広島を「広陵」と呼ぶようになったと言われています。開学の祖鶴虎太郎先生が、本校が広島において文化の香り高い第一等の学校になることを願い、明治34(1901)年に校名を「広陵」と名づけました。
校章の由来

昭和33(1958)年に改訂された校章は、広陵の頭文字「K」の中央に「高」を配したもので、Kを構成する線は、広島市を流れる清流太田川を示し、永き伝統を受け継ぐ進取・努力・剛健の気風を象徴し、より高きものを求める青年期の理想を描き、図案化した書体の「高」と調和させています。
校歌の由来

現在の校歌は、昭和33(1958)年、作詞 葛原しげる先生、作曲 川崎優先生によって新たに作成されたもので、当時の理想と希望に満ちた本校の盛運を清新高雅な曲に歌い上げたものとなっています。
スクールポリシー
本校は、明治29(1896)年に創立の長い歴史と伝統を持つ学校で、「教育は愛なり」の建学の精神のもと、
「面倒見の良い学校」を目指し、「高い志を持ち、自らの夢や目標に向かってチャレンジする生徒」を育て、
「地域社会・国際社会に貢献する有為な人材」の育成を図る学校
アドミッション・ポリシー(求める生徒像)
- 広陵高校に魅力を感じ、広陵高校で夢や希望を実現しようとする生徒
- あいさつや礼儀、基本的生活習慣の確立を図り、高校生活を前向きに送ろうとする生徒
- 自らを大切にするとともに、他者を尊重し、素直な心と思いやりの心を持った生徒
- 学習や学校行事、部活動、ボランティア活動に励み、「文武両道」を体現しようとする生徒
- スポーツや文化活動など、様々な分野にチャレンジし、自己の能力を伸ばそうという意欲を持った生徒
カリキュラムポリシー( 教育課程の編成方針 )
- 確かな学力の育成
- 多様なコースや選択教科の設置
- ICT機器、ICTサービスを活用した主体的で深い学びを実践する授業
- ネイティブによる英会話や熟練度授業など英語能力取得の取り組み
- 夢や目標を実現する進路指導
- 夢や目標を実現するコースの設置
- 進路意識向上のための様々な進路行事
- 現状把握の自己分析と目標設定の取組み
- 社会で必要となる人間力の育成
- 基本的生活習慣の確立のための取組み
- 明るい笑顔のあいさつ励行や掃除の行き届いたきれいな学校を目指す取組み
- 学校行事、部活動やボランティア活動に励む取組み
ディプロマポリシー( 卒業認定方針 )
- 本校の所定の単位数を習得するとともに、教務規定の設定する出席日数を満たした者
- 生徒一人ひとりが、進路を実現できる学力を習得した者
- 基本的生活習慣やルールやマナーを守る規範意識、コミュニケーション能力や課題解決能力など社会で生きていく上で必要とされる人間力を習得した者
確かな学力の育成
中期教育経営目標
- 学習指導
生徒の学習意欲の向上と学習習慣の確立及び、基礎・基本的な知識・技能の習得とその活用に努める。 - 進路指導
生徒一人ひとりの興味・関心、適性等を考慮した、きめ細かい進路指導と同時に、自立できる社会人を育むという社会的責任の観点からの指導にも努める。 - 生徒指導
規範意識や感性を培い、ひいては人間としての尊厳、自他の生命の尊重や倫理観等を養い、それを基盤として、社会生活上のルール・基本的なモラルなどの倫理観の育成により、他人と協調しつつ自立的に社会生活を送ることができる生徒の育成に努める。 - 特別活動
健やかな心身の育成を目指した特別活動の活性化に努める。 - 国際理解教育
国際理解教育の更なる充実・深化に加え、「英語」を本校の特色ある科目として特化するように努める。 - 家庭・地域との連携
家庭・地域に開かれ、信頼され、愛される学校づくりに努める。
沿革
| 明治29年2月 | 鶴虎太郎、数理学会を広島市袋町80番地に設立 |
|---|---|
| 明治31年4月 | 数理学会を究数学院と改称 |
| 明治33年5月 | 中学科を究数学院内に設置 |
| 明治34年5月 | 究数学院中学科を私立広陵中学と改称し、修業年限を5ヶ年とする |
| 明治38年3月 | 私立広陵中学第1回卒業生7名 竹屋村に新築移転 |
| 明治40年4月 | 中学校令により、文部大臣の許可を経て、私立広陵中学校の設立(当時校地1、062坪余、建物4棟224坪余) |
| 明治45年3月 | 私立広陵中学校としての第1回卒業証書授与式を挙行・卒業生32名 |
| 大正10年3月 | 設立者田中イト他3名による財団法人広陵中学校の設立認可される |
| 大正10年4月 | 新校舎竣工(宇品町千田公園隣接地) |
| 大正15年4月 | 第3回全国中等学校選抜優勝野球大会において優勝 |
| 昭和2年4月 | 第4回全国選抜中等学校野球大会において準優勝 |
| 昭和2年8月 | 第13回全国中等学校野球選手権大会において準優勝 |
| 昭和4年4月 | 第6回全国選抜中等学校野球大会において準優勝 |
| 昭和6年11月 | 明治神宮選抜野球大会において優勝 |
| 昭和10年4月 | 第12回全国選抜中等学校野球大会において準優勝 |
| 昭和20年8月 | 原子爆弾の投下により講堂及び教室一棟倒壊 |
| 昭和23年5月 | 学制改革により広陵高等学校(全日制普通科)を開設 |
| 昭和25年4月 | 定時制(普通科)を併設 |
| 昭和26年3月 | 私立学校法の制定により学校法人広陵学園発足 |
| 昭和33年1月 | 校章改定、校旗新定、校歌新定 |
| 昭和42年8月 | 第49回全国高等学校野球選手権大会において準優勝 |
| 昭和48年4月 | 広陵高等学校、沼田町新校舎に全面移転 |
| 昭和51年1月 | 芸北文化ランド(北広島町)開設 |
| 昭和52年8月 | 第22回全国高等学校軟式野球選手権大会において優勝 |
| 昭和57年1月 | 高松宮殿下、芸北文化ランドにご来園 |
| 昭和59年8月 | 第29回全国高等学校軟式野球選手権大会において準優勝 |
| 昭和61年10月 | 第41回国民体育大会高等学校軟式野球競技において優勝 |
| 昭和63年8月 | 第33回全国高等学校軟式野球選手権大会において優勝 |
| 平成3年4月 | 第63回全国選抜高等学校野球大会において優勝 |
| 平成3年12月 | 秋篠宮殿下ご来園 |
| 平成5年3月 | 第15回全国選抜高校テニス大会において準優勝 |
| 平成6年6月 | 学園創立100年記念式典挙行・秋篠宮殿下同式典ご臨席 |
| 平成8年11月 | 秋篠宮紀子妃殿下ご来園 |
| 平成10年4月 | 広陵高等学校、男女共学制に移行 全館冷暖房完備 |
| 平成11年8月 | 第53回全国高等学校総合体育大会ボクシング競技学校対抗の部において優勝 |
| 平成12年8月 | 第45回全国高等学校軟式野球選手権大会において優勝 |
| 平成14年10月 | 第75回全国選抜高等学校野球大会において優勝 |
| 平成15年8月 | 沼田移転30周年記念事業(ネパールへ小学校3校寄贈) |
| 平成17年1月 | テニアン中高等学校、北マリアナ大学と姉妹校提携 |
| 平成19年8月 | 第89回全国高等学校野球選手権大会において準優勝 |
| 平成26年10月 | ユネスコスクール認定 |
| 平成28年2月 | 学園創立120周年記念式典挙行 |
| 平成29年8月 | 第99回全国高等学校野球選手権大会において準優勝 |
| 平成29年10月 | 第72回国民体育大会 高等学校野球(硬式)競技初優勝 |
| 令和2年6月 | 中谷雄英先生東京オリンピック柔道軽量級優勝記念碑除幕式 |
| 令和3年11月 | 第52回明治神宮野球大会準優勝 |
| 令和4年3月 | 女子硬式野球部練習場竣工 |
| 令和4年3月 | 普通科コース新編成 |
学校案内
