創立記念日(126年)
学校行事広陵学園は、開学の祖 鶴 虎太郎先生が明治29年、広島の地に「数理学会」を設立されたことをもって始まりとしています。
その後明治40年、文部省令による広陵中学校が南竹屋町に誕生し、石田米助翁のご支援をいただいて、大正10年には救学の祖 田中イト刀自の義挙により、宇品の地に新生広陵中学校が生まれました。
昭和48年には、中興の祖 河村郷四先生の英断により沼田の地へ全面移転する等、大きな節目を経て今日に至っています。
初代校長の鶴 虎太郎先生は広陵中学校を退職された後も、広島電機高等学校(現在の国際学院高等学校)を創設されるなど、広島県の私学界発展のためにご活躍されました。また、鶴先生のご子息が広島電波高等学校(現在の広島工業大学高等学校)を創設され、学校法人鶴学園として、現在に至っています。
広陵学園は、学園存続の危機や、戦争の暗い影に脅かされ、幾多の苦難に見舞われながらも、多くの方々のご支援や、教職員、生徒の努力によって今日まで発展してきました。
また、多くの著名な卒業生を輩出していることや、数々の伝統ある部活動の活躍により、広陵はもはや全国的に有名な学校になっています。
鶴 虎太郎先生の教育信条は「青年期を無駄に過ごしてはいけない。切磋琢磨して有為の人材たれ。」というものです。
まさに青年期を過ごしている生徒の皆さんには、この言葉の意味についてよく考えてほしいと思います。
126年もの歴史ある広陵高校に在籍している自覚と、その歴史に関わってきた多くの方々への感謝の気持ちを持つことを忘れずに今日を過ごしましょう。