教育内容Educational Contents

卒業生の声


目標達成に欠かせなかった
一人じゃないという環境
中村 伊吹さん

和歌山大学経済学部
Ⅰ類文系 令和4年卒業

私は高校時代、国立大学へ進学したいという強い思いを担任の先生に相談したところ、親身になって進路相談にのってくださり、和歌山大学経済学部に見事合格することができました。
私は、3年間テニス部に所属し、ほとんど休むことなく活動しました。Ⅰ類クラスに在籍していたため7限目まで授業がある日は、途中から練習に参加し、自主練習に励んで練習時間を補っていました。勉強もおろそかにすることなく、部活動が休みの日や隙間時間を活用して勉強と部活動を両立することができました。
広陵高校は、「本気で何かに取り組みたい」という生徒にとって最適な環境が整っています。設備や資料等も充実しており、生徒思いの先生方ばかりなので、本当におすすめです。質問に行くと、マンツーマンで丁寧に指導してくださいます。特に、高校3年の受験期には一緒になって入試方法などを調べてくださったり、添削や相談に対応してくださったり、多くの先生方に助けていただきました。部活動に励みながら目標であった国立大学へ進学でき、現在、充実したキャンパスライフを送ることができているのは、広陵高校のおかげだと思っています。


結果で証明できた、
最後まで諦めない「広陵魂」
妹尾 実季さん

叡啓大学ソーシャルシステムデザイン学部
Ⅱ類総合 令和4年卒業

私は広陵高校を卒業し、第1志望校であった叡啓大学ソーシャルシステムデザイン学部に進学してジェンダーフリーな社会を創るために、英語や国際関係学などを学んでいます。
広陵高校への進学を決めた理由は、文武両道を目指せる環境に魅力を感じたからです。私自身は3年間ボクシング部に所属し、勉学と部活動のどちらか一方に絞るのではなく、どちらにおいても良い結果を残すことができました。また、進学後に感じた最大の魅力は、広陵の先生方の存在です。「頑張って」「応援してるよ」などと先生のほうから声をかけてくださる場面が多くあります。そのような先生方の愛情に触れ、本当に広陵に来て良かったなと思いました。
私は広陵高校で多くのものを得ることができました。これから先、大きな壁にぶつかることもあると思いますが、ここで培った最後の最後まで諦めない「広陵魂」があれば乗り越えられると思っています。みなさんも是非、広陵高校で一生忘れられない青春を過ごしてください!


広陵高校で見つけた
「人生のきっかけ」
野村 祐輔選手

平成20年卒業 広島東洋カープ
岡山県倉敷市 連島南中学校出身

私は2012年、広島東洋カープに入団しました。プロ野球の世界には、広陵出身の方が多く、改めて野球の名門校だということを感じさせられます。高校を卒業して5年。高校生活を振り返ると、愉しい思い出ばかりです。特に野球を通じて出会った仲間は、私にとってかけがえのない存在。冬の厳しい練習に耐え、試合に勝つ喜びを分かち合った日々は、何物にも代えられない人生の財産ですね。何の気遣いもなく、本音でぶつかり合える関係。
それぞれが社会人になった今も、年末には必ず集まり、近況を報告し合っています。この日は一年で最も笑っているかもしれませんね。
 私は中学の時、一度だけ広陵高校を見学しました。そこで私が目にしたのは、野球部の先輩方の活気溢れる様子、誰に対しても深々と頭を下げ挨拶をする生徒の清々しい姿でした。この光景に一瞬で心奪われた私は「この人たちのようになりたい。」と強い憧れを感じ、広陵高校への進学を決めたのです。たった一度の見学が、私の人生に大きな影響を与えたことは間違いありません。
入学後は野球部に所属し、甲子園を夢見て練習に励みました。高校3年の夏に甲子園で準優勝することができたのは、周囲の支えがあったからだと思います。目標や夢を叶えるための過程で、多くの方々に支えられ、感謝の意味を知ることができました。言葉でいうのは簡単ですが、本当の意味を知ることができたのは、3年間の高校生活があったからだと実感しています。
これから高校に進学される皆さんには、一つでもいいので、何か没頭できるものを探してほしいと思います。「こういう人になりたい。」、「将来、こんな道に進んでみたい。」など、今はまだ漠然としていてもいいんです。一生懸命に、諦めず追い求めていくことが、今後の人生において、大きなプラスの力となるに違いないでしょう。広陵高校での高校生活で、是非「人生のきっかけ」を見つけてほしいと思います。[写真提供:広島東洋カープ]


広陵魂で培った
広島への熱い思い
平尾 順平さん

平成7年卒業 NPO法人 ひろしまジン大学学長
広島市立大学同窓会長 広島市立亀山中学校出身

小学生の頃、テレビで見たソウルオリンピックで「器械体操」という競技に感動し、自分も器械体操をしたいと思ったものの、地元の小・中学校には体操部がなかったことから、入学以前から広陵体操部の練習に参加させてもらっていました。
実際に広陵高校に入学してからの日々は、勉強とともにクラブ活動にも没頭した毎日でした。朝は6時過ぎに家を出て自転車で安佐北区の自宅から安佐南区の学校まで通い、クラブ活動が終わって帰宅すると夕飯時を過ぎることもしばしば。その後、夜遅くまで宿題と予習に明け暮れる生活。広陵魂と当時の男子校的ド根性で3年間皆勤でした。担任の先生を初め、当時お世話になった先生方には今でも感謝しています。
本当は体育学部に進学したかったのですが、興味のあった英語を活かして、新設の広島市立大学国際学部に進学しました。卒業後は国際協力をする組織に就職し、海外の国々をまわるなかで、改めて「ヒロシマの知名度」に気がつきました。どんなに小さな町や村を訪れても、「ヒロシマ」を知らない人はほとんどいなかったと言ってよいと思います。一方、自分自身がどれだけ広島のことを知っているか、どれだけ「いま」の広島を彼らに伝えられるかということについては正直難しく、一度きりの人生、できるなら自分は広島を盛り上げ、発信していくことを仕事にしたいと考え、2010年5月に独立し、「ひろしまジン大学」というNPO法人を立ちあげました。
このエネルギーは、広陵高校時代に勉強と部活とをがむしゃらに取り組んだ試練のような毎日から培ったように思います。みなさんも「やりたい!」と思うこと、「好きなこと」を諦めず、一途に取り組んでください。きっといつか道が開けると思います。


大空に向かって
中村 美々子さん

平成25年卒業 日本外国語専門学校卒業
日本航空(JAL)キャビンアテンダント
東広島市立向陽中学校出身

「甲子園のあのアルプススタンドで応援がしたい」。これが中学校時代吹奏楽部に所属していた私が広陵高校を志望した理由でした。東広島に住んでいた私は、毎朝5時半には家を出て自転車を漕ぐこと30分。JRとアストラムラインを乗り継ぎ2時間余りかけて遠距離通学をしていました。入学後すぐに吹奏楽部に入部し、放課後は練習づけで帰宅は九時を過ぎる日々。もちろん週末も部活動があったので休んでいる暇などありませんでした。2年次からはⅡ類文系コースに入ったので、当然のことですが勉強を疎かにはできません。とにかく授業内で理解するように努め、通学時間も利用して予復習に励みました。
このように書くと大変そうだけれども、それなりに順調に学校生活を送ったように思われるかもしれません。しかし正直なところ、辛くて何度も挫折しそうになりました。そのような時に私を支えてくれたのは良き仲間であり先生方でした。その後、幸運なことに念願叶って高校2年生が終わった春、あのアルプススタンドで思い切り熱い応援をすることができました。普通では経験できない素晴らしい思い出となりました。
進路に関しては、職業選択に迷いはありませんでした。人と接することや英語が好きでしたし、何より幼い頃に見た客室乗務員の優雅で颯爽とした姿への憧れを持ち続けていたからです。大学か専門学校かで悩みましたが実績のある専門学校を選択しました。目指す目標が明確だったからです。先生方はしっかり私の話に耳を傾けてくださり応援してくださいました。
進学後の授業は航空知識を始めとして、必須の英語やビジネスマナー等まで学ぶことは幅広くありました。TOEICのスコアが760点に到達した時は努力が報われ本当に嬉しく思いました。専門学校での勉強はそれは大変なものでしたが、広陵高校で培ったことが私の柱となり、初心を貫き通すことができました。少々の事ではへこたれない「広陵魂」が私の中に育っていたのですね。
厳しくも温かい先生方、そして良き仲間と共に過ごした高校三年間は私にとって何物にも代えがたい大切な時間となっています。


夢を切り拓く
川本 浩道さん

平成22年卒業 広島地方検察庁
広島市立安佐中学校出身

私は、平成22年に広陵高校を卒業しました。普通科Ⅰ類に所属しており、一年生の頃は勉強に特に熱を入れることもなく、定期試験時に勉強する程度でした。二年生になり、進路について意識するようになり、徐々に普段からも勉強するようになりました。私は国立大学への進学を考えており、当時の学力では厳しいものがありました。それは模試の結果にはっきりと表れていました。しかし、担任の先生を始め多くの先生方に厳しくも愛のある指導をしていただき、進路についても時間の許す限り、真剣に相談に乗ってくださいました。その結果、愛媛大学の法文学部に合格することができました。
大学に入学すると同時に、人生初めての一人暮らしが始まりました。最初は大変でしたが、慣れてしまうと簡単なもので、サークルにバイトにと充実していました。大学の単位については、なんとか取れていましたが、将来なりたい職業が漠然としていました。それは法文学部に入学したので、法律関係の職業に就きたいというものでした。そこで私は法律職についていろいろ調べ、公務員試験を受けようという結果に辿り着きました。公務員試験には、裁判所職員試験、国家一般職試験、広島県庁、市役所試験といった法律に携われる職業がありました。しかし、公務員試験の勉強は想像以上に過酷で、センター試験の時とは比べものにならないと私は思いました。そこで助けになったのが、同じく公務員試験を受ける友達でした。お互い支え合って、図書館やカフェで1日10時間以上は勉強していました。その努力が報われ、国家一般職試験(競争倍率約180倍)に合格することができ、平成26年度より、広島法務総合庁舎にある広島地方検察庁で働いています。
ここまで私がこられたのも、すべては広陵高校がスタートだと思います。先生たちは本当に優しく、今でも挨拶に行き、先生方と思い出話をしたりしています。皆さんも広陵高校に入学して、自分の人生の輝かしいひと時にしてみてはいかがでしょうか?

前のページに戻る